Safety安全運航

安全運航

安全運航

三菱鉱石輸送は「業界トップレベルの安全航海を追求する」という経営方針のもと、お客様のサプライチェーンの一翼を担い、世界の人々の生活を支えています。海運業は、航海中は現場である船舶とオフィスが遠く離れているため、地道な活動を継続することが重要と考えております。当社では、以下の活動を行っております。

<人材の育成>

【1】 SI(Superintendent)の育成

計画的に船舶職員を採用し、船舶運航の現場で経験と知識を身につけた人材の養成に努めています。「海陸一体の船舶管理」を目指すため、これらの船舶職員は将来、船舶管理のスペシャリスト(SI)として、会社や顧客と船舶との間の橋渡し役を担うことになります。

【2】 外国人船員の育成

2010年、フィリピン国マニラに当社出資のマンニング会社「MOT-BARKO MANILA, INC.」を設立、日本人駐在員が常駐し、乗船前や休暇中のフィリピン人船員の教育に積極的に取り組んでいます。「人を大事にする船員教育」をモットーとした、当社独自のハイレベルな教育を受けた優秀な船員が、安全運航を達成し、船内雰囲気の融和と士気の向上に貢献しております。

当社の船員教育を受けた乗組員が乗船している、新日本製鐵株式会社向けケープサイズ撒積船「SANTA LUCIA」が、日本水先人会連合会より「ベストクオリティーシップ2010」に選ばれたのも、その成果が表れています。
ペストクオリティーシップ受賞の記事が、広報誌マンスリーみつびしに掲載されました

<事故防止への取り組み>

【1】Monthly Surveillance Check

船舶の入港時検査での指摘事項などを参考に、毎月アイテムを確認して当社船隊全体に展開しております。
本船から是正の要否などを報告させ、必要があれば是正対応することとしております。

【2】Planned Maintenance System

当社は顧客との長期的な関係構築を前提としており、船隊も長期保有を前提としております。
長期保有には特に計画的な保守整備、整備計画スケジュールが求められます。
当社は、それらスケジュールをシステム化することで、着実なメンテナンス実行を実現しております。

環境保全

船舶を運航するに当たって取り組まなければならない環境保全対策とは、大きく分けて海洋汚染の防止対策と大気汚染の防止対策があります。

当社はこれらに関連する国際条約(国際海洋汚染防止条約)の趣旨を尊重し、船内廃棄物の完全分別収集とその適正な処理、最新の排ガス規制に対応したディーゼルエンジンの搭載など、地球環境の保全に努めております。

また、2004年2月に国際海事機関(IMO)で採択されたバラスト水管理条約への積極的な対応に努めてまいります。